□救急医療の現状と課題□

知って欲しい、救急医療。

日本における救急医療の現状

救急医療の質が一向に上がってこないのが問題視されています。

日本には病院も数多くあり、救急車の数も充実しているのですが、いたずらで救急車を呼んだり、軽症なのに呼ぶ人が増えているのがその原因です。
病院に行くための交通費がもったいないと言って、救急車を呼ぶ人もいるのです。

こうした行為が増えてくると、本当に救急車が必要なときに現場まで到着する時間が伸びてしまいます。
脳梗塞くも膜下出血では、とにかくスピードが大事になります。
一秒を争う症状の場合は、救急車が何分で現場に到着できたかで生存率が変わります。
無駄に救急車が出動しなくてもいいようなシステム作りが求められています。

ただ、現状では電話があれば救急車は出動しなければなりません。
もしも勝手にいたずらだと決めつけて出動せずに患者が命を落とすようなことがあれば、病院が傾くほどの大問題となるからです。
政府の方で何か対策を考えなければなりません。

また、国民的な意識を高めて、いたずらや軽い症状で電話をする人を減らすことも大事になります。

さらに言えば、医療ヘリの増加も求められているのです。
災害時には道路が通行不可になるケースもあります。
そんな時にでもヘリコプターがあれば、迅速に患者を病院まで運ぶことができて便利です。
全体的な医療レベルは高いと評判の日本ですが、医療ヘリについてのみ言えば、まだまだ後進国だと言う人が多いです。

日本の救急医療業界には多くの課題が残されているのが現状なので、緊急医療についての知識を深められるよう対策が求められています。